水系洗浄剤とは?種類や特徴を紹介

洗浄剤の種類と水系洗浄剤について

洗浄剤の種類は、「溶剤系(非水系)」「準水系」「水系」の三つに大きく分類されます。

溶剤系(非水系)の洗浄剤は、有機溶剤が主であり、アルコール系や炭化水素系、ハロゲン系があります。
準水系の洗浄剤は、引火性のあるグリコールエーテル系やアルコール系洗浄剤に水を配合して引火性を除去したものです。

そして、水系の洗浄剤は、水を溶媒としているものを指します。
主な成分として界面活性剤や無機・有機ビルダー(助剤)を配合した洗浄剤のことを「水系洗浄剤」といい、洗浄力を助けるために添加される成分であるビルダー(助剤)の内容によって、「酸性洗浄剤」「中性洗浄剤」、「アルカリ性洗浄剤」に分けられます。
洗浄剤は、それぞれ以下のような特徴があります。

洗浄剤の種類特徴向いている汚れの成分
酸性特殊な汚れの除去に向いている
金属を腐食する

スケール
酸化皮膜
中性油汚れに適している
金属を腐食しにくい
加工油
切削油
ピッチ
ワックス
アルカリ性油汚れ・固形物汚れに適している
金属を腐食しやすい
切削油
圧延油
加工油
研磨粉
切削粉

水系洗浄剤の特長

水系洗浄剤の特長は以下の通りです。

  • 毒性が少なく安全性が高い
  • ランニングコストが安い
  • 引火性がない
  • 固形物汚れや金属の汚れの除去が可能
  • 樹脂やゴムへの影響が少ない

水系洗浄剤「バンライズ」シリーズ

弊社で製造している水系洗浄剤「バンライズ」シリーズは、フッ素系及び塩素系溶剤代替洗浄剤です。
洗浄力が高いだけでなく、金属はもちろん、樹脂やゴム、レンズなど幅広い材質の洗浄に適しています。
「バンライズ」シリーズは、安全性が高いため火災や有毒ガスの発生を心配する必要はなく、大気汚染を起こすこともないため環境にも優しい洗浄剤です。
ほかにも、ISO14001に関わる環境負荷物質削減、PRTR法などの各種法規に対応した「環境対応品」も多数取り揃えております。

まとめ

水系洗浄剤は「溶剤(非水系)」に比べ安全性が高いと言われていますが、「酸性」「中性」「アルカリ性」の種類によって、洗浄剤それぞれ適している汚れや洗浄対象物が異なるため、選ぶ際には注意が必要です。

弊社では、洗浄力が高いだけでなく環境にも優しい製品を取り扱っております。
最適な商品をご紹介しますので、お悩みの際は是非一度ご相談ください。

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